1940年代後半から1960年代に流行った『ニュールック心理学』から1つ
1947年ブルナーとグッドマンによる研究
10歳の子供に6種類のコインを見せる。
ペニー(1セント)
ニッケル(5セント)
ダイム(10セント)
クオーター(25セント)
ハーフ(50セント)
ダラー(1ドル)
よく使われる硬貨で一番大きいのはクオーター(25ドル)で、直径24mm(10円玉くらい)
子供はそれぞれ10名
①ボストンの裕福な家庭の子どもの富んだグループ
②セツルメントハウスの貧しいグループ
※知能はおなじくらい
結果
富んだグループ…すべて10%~20%ほど大きく見積もった
貧しいグループ…クォーターを52%、ダイムとハーフを42%大きく見積もった。
同じような実験で2008年ヴェルトカンブらの研究もご紹介
被験者に「この前水を飲んだのはいつですか?」と聞いておき、のどの渇きも聞く
コンピュータ上に現れる点を数える課題をやってもらい、その間に20msという一瞬「飲む」「渇いた」という単語を20回ずつ画面に映す(見えたことに気づかないレベル)
課題の最後に水の入ったグラスを画面に映し、その大きさを見積もってもらう。
すると、単語を写さなかったグループはほぼ正確に当てた。
単語を写されたグループはのどが渇いている人ほど、グラスの大きさを過大視した。
(渇きが強い人15㎝⇒19㎝)
「欲しい」と思うことで視覚に影響が出るなんて面白いですよね
きっと僕の前にある積読本も、そのせいでたくさんなるように見えてるだけ…(現実逃避)
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