科学的・心理学的に「時間を長く感じる条件、短く感じる条件」をまとめてみた。

時間とは不思議なものです。

5感では感じられないのに、「感じ方」の議論がなされています。

楽しいことをしているとき、仕事に集中しているときは短く感じる。

一方でつまらない時間、早く過ぎてほしいと思うほど長く感じる。


この不思議を心理学では、どのように分析されているのでしょう?

ということでまとめてみました。

①覚醒度(興奮や緊張)との関係

体温を上げる(Wearden & PentronVoak,1995)、睡眠を遮断する(Casini et al,2013)など

ヒトは覚醒度が上がると、時間を長く感じるようになります。


一方で、単純な課題を反復する(Wearden et al,1999)などにより

覚醒度が下がると、時間を短く感じます。


ここで面白い1つ実験を紹介

時間の感じ方は覚醒度(興奮度)で決まる。

興奮する=心拍数が上昇する

⇒ってことは、覚醒度というより心拍数で時間の感じ方決まってるんじゃない?

と考えたシュワルツ(Schwarz 2013)さんの研究


被験者を3つのグループに分けます。

①筋トレをするグループ

②息を限界まで止めるグループ

③なにもしないグループ


結果

心拍数は①だけ高く、②③は同じくらいだった

覚醒度は①と②が、③より高かった。


つまり、心拍数と時間の感じ方は関係してるかもだけど、やっぱり覚醒度次第だったわという感じ。


今日はここまで(続きます)


0コメント

  • 1000 / 1000